RPA(Robotic Process Automation)



1.注目を集めている背景

人手不足。特にIT人材は人手不足が深刻で、2030年には約59万人程度のIT人材が不足する。RPAは簡単なロボットであればプログラミングの知識がなくても作ることができ、ITエンジニアが不足する現代において注目される。


働き方改革の実現。業務を自動化して数人分の仕事をロボットで代替すれば、少ない労働力でも現場の生産性を維持できる。


2.RPAの得意なこと、苦手なこと

得意なこと

データの登録・転記。あらかじめ作成されたデータを他のアプリケーションに繰り返し入力する作業(請求書や経費の処理、発注・受注、納品などの業務)。


システムの管理

社内・社外のシステムに接続し、操作したり連携させたりするような作業。


例えばSFA(営業支援システム)やERP(基幹業務システム)へデータを入力したり、金融機関のWebバンキングを操作する作業。

Webサイトからの情報収集

大量な情報を高速で繰り返し集める作業(株価調査や競合製品の価格調査など)。


社内アプリ操作

メールを送信したり、ワークフローの実行、特定条件での検索など。


同一性チェック

顧客データをチェックしたり、異常値チェック、社内ルールに反した記載のチェックなど。


苦手なこと

非定型作業(個別の判断が必要な業務や変更が多い業務、ルールが多い業務など)。


3.他の自動化ツールとの違い

RPAとマクロの違い

ExcelのマクロはExcel上での作業を自動化できる機能。操作できる対象はExcelかMicrosoftのOfficeソフトウェアに限られる。RPAはExcel以外にもWebブラウザや企業の基幹システムの処理など、システムを横断した広い範囲の操作を自動化できる。


RPAとITシステムの違い

ITシステムの開発はプログラミングの知識が必要不可欠、RPAはプログラミングに詳しくなくてもロボット開発が可能。ITシステムの構築には通常システムの改修や大きな投資が必要であるが、RPAは比較的安価で導入可能。


RPAとAIの違い

RPAはルールに沿って落とし込まれた業務を自動化。AIはコンピューター上に蓄積された膨大な量のデータを参考にして判断、実行する。